4 posts tagged “歌舞伎”
「ターミナルこぼれ話」にも掲載しましたが、こぼれ話のこぼれ話として記事を書きます。
昨日、赤坂大歌舞伎の製作発表が行われました。
製作発表の会場としては珍しく、場所は赤坂ACTシアター客席内で開かれました。
『赤坂大歌舞伎』は、赤坂ACTシアターにて2008年9月3日(水)~9月20日(土)に上演されます。演目は「江戸みやげ 狐狸狐狸ばなし」「棒しばり」です。製作発表に登壇したのは、出演の中村勘三郎さん、TBSテレビ取締役の八木さん、松竹専務取締役の安孫子さんの3名。製作発表が終わり、フォトセッションが行われ、その後テレビカメラを主体とした囲み取材が行われました。
勘三郎さんは、この劇場について「天井も高くていい劇場だと思います。今日客席に飾ってある提灯が斜めにつけられているのが気持ちが悪いのでそれはちょっと直して欲しいな」と早くもダメだし?!(下写真)
赤坂の思い出は?との質問には「もう亡くなった方ですが僕の初代の後援会長が、僕が21~22歳の頃に赤坂のお茶屋さんに芸者100人を総揚げしてくださったことがありました。客は僕ひとりだけ。あんな紀伊国屋文左衛門みたいな人いないですよね。あれは本当にすごい思い出です」と語りました。
それにしても芸者100人を1人のお客様のために呼んでしまうとは、ホント芝居の世界の話のようですね~。
2008年9月は、都心の4劇場で歌舞伎が上演されます。
先日、歌舞伎座「十二月大歌舞伎」の夜の部を観てきました。なんと言っても出演者が豪華。
もうそれだけでも満足なのですが、特に有吉佐和子さん作「ふるあめりかに袖はぬらさじ」が面白かったです。歌舞伎座でこんなに笑ったのは久しぶり?!コメディ要素も強く、かなりサービス精神満点な感じの仕上がりでした(笑)
これは「俳優祭」?と思うほど色々な役者さんが出ています。それぞれの魅力を猛烈アピールしていて、そこがおもしろい。
夜の部の終演時間が21時40分というのがちょっと遅い時間かなとは思いましたが、私は大満足の1日でした。時間さえあればもう1回観たいくらいです。
名古屋話の続き。
御園座終演後、すぐに中日劇場へ。
マツケンワールドの余韻に浸りながら中日劇場客席に着きました。
猿之助十八番の内『獨道中五十三驛』(ひとりたびごじゅうさんつぎと読みます。)の夜の部を観るためです。
この狂言、私は歌舞伎座で観たことがありますが、中日劇場では、1982年と1997年に上演され師匠である市川猿之助さんが演じました。
今回は猿之助一門の「二十一世紀歌舞伎組」(市川右近さん、市川笑也さん、市川笑三郎さん、市川春猿さん、市川段治郎さん、市川門之助さん、市川猿弥さんらが出演)による上演となります。
猿之助十八番の狂言のひとつですので、やはり猿之助歌舞伎ならではの見所いっぱいのお芝居です。
1幕の、岡崎の化け猫の場面ではアクロバティックな動きもあり、化け猫(市川右近さん)の宙乗りもたっぷりと見せてくれました。
歌舞伎座などでは、客席上の宙乗りは花道上から3階奥までまっすぐに行われることが多いのですが、中日劇場では舞台の上手端から二階席の下手奥までを斜めに飛ぶので、他の劇場とはまた違った迫力があります。
度々登場する狂言回しのような役の、おやえ(市川笑三郎さん)とおきち(市川春猿さん)の掛け合いも絶妙でした。
途中、舞台から客席に降りて通路で話す場面もあり、タイムリーな話題を絡めたネタに客席もホッと和みました(笑)。
3幕は、市川右近さんがこの幕だけで一気に12役を演じます。舞踊仕立てで次から次へと早替わりを見せます。
あまりにも早替わりのパターンが色々あるので、右近さんが姿を現すたびに、客席が「おぉ~!」とどよめきます。
その客席の反応も楽しかったです。
「まさかこれは違うよねぇ~」
(右近さんが顔を見せると・・・)
「おぉ~~~すごい・・・」
てな具合で、あちこちで驚き声が聞こえてきました。
そして観終わった後、「こういう歌舞伎だったら分かりやすくていいわねぇ。また観たいわね~」と言っている方々がいました。
私も分かりやすくて、見所たっぷりの狂言だったと思います。
昨年6月(中日劇場)では、「雪之丞変化2006」が上演され、今年は猿之助十八番の内「獨道中五十三驛」が上演されました。
このような大きな舞台で猿之助一門だけで興行ができるというのはすごいことなんですよね。市川猿之助さんも、(病気療養中以降)まだ役者としての復帰はしていませんが、演出などで少しずつ活動をなさっているので、それも嬉しいことです。
来年春ごろに「歌舞伎検定」が誕生するようですね。最近は色々な検定が出てきているので、今までなかったのが不思議なくらいの検定かもしれません。
どうやら年1回有料で実施し、マークシート方式になるようです。
歌舞伎と言っても色々奥が深いので、1級や特級の問題ともなるとなかなか手強そうです。この読売新聞の記事によると、特級の問題は、会場で歌舞伎役者の実演を見せた上で出題することも検討しているとか。なかなか面白いことを考えますねぇ。
想定問題がこちらのサイトで見られます。興味がある方はご覧になってみてくださいね。
歌舞伎の話題をもうひとつ、数日前(2007年5月26日)に歌舞伎座で行われた「第34回俳優祭」の模様が、テレビで放映されるようです。今のところ7月27日にNHK教育テレビでの放映の予定だそうですが、詳細は各自ご確認くださいませ。